Before FIREとAfter FIREに分けて不労所得を得る投資戦略を考える
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つい数年前まで投資家やミニマリストの人々しか知らなかったFIREという生き方ですが、最近は若者を中心にFIREの認知度が上がってきており、その勢いは凄まじいものがあります。

 

FIREうさぎ
FIREとは、

Financial Independence
(経済的自立)と
Retire Early
(早期退職)の略で、
経済的自立して早期退職した状態のことだよ。

FIREうさぎ
簡単に言うと不労所得から生み出されるお金で生活していくことができるので、もう会社にしがみついて働く必要が無いから、さっさと早く引退しちゃいましょう!ということだよ。

 

もともとお金持ちではない一般人がFIREをするためには投資を行うことが必須となってきますが、その場合FIRE前とFIRE後の投資戦略について十分考える必要があります。

 

そこで本記事では、Before FIRE とAFTER FIREに分けて投資戦略を考え、どのような投資戦略が合理的か考えてみました。

 

FIREを志している方は、是非ご覧いただけると嬉しいです。

 

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FIREの認知度が上がってきている

数年前まではFIREという言葉自体知っている人も少なかったですし、そんな不労所得でお金を得ることなんて出来るわけないとか、働いてお金を稼ぐことこそが正義、という風潮が日本では主流でした。

 

FIREを知っていたのは投資が大好きなごく一部の変態さんとかに限られていた気がします。

 

恐らく日本でいち早く若くしてFIREを、具体的な方法を示して達成されたのが恐らく三菱サラリーマンさんだと思いますが、その後もYouTubeで中田敦彦さんや両学長のおかげでその認知度は一気に広がり、今や投資をやったことない人まで知るくらい認知度が向上していますね。

 

またコロナというタイミングも重なって、これまで週5日会社に出勤するのが当たり前という考え方から在宅や田舎でもテレワークが可能になった時代の流れも後押ししてか、会社に縛られたり依存した今までの働き方に疑問を持つ人が増えたこともFIREを後押ししている一因かと思います。

 

非常に良い流れが来ていますね。

 

そして最近は、1株から日本株を購入出来るようになったり、100円から積立投資出来るようになったりして、最近は投資に興味を持つ人が増えて来ているなぁって感じがします。

 

お金は働いて稼ぐという概念がパラダイムシフトして、お金でお金を稼ぐことが出来るという考え方を持つ人が増えて来ているということですね。

FIREうさぎ
パラダイムシフトとは、「その時代では常識と考えられていた概念や価値観が、劇的に変化する」ということだよ。

 

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資本主義の果実を手に入れるとFIREすることができる

FIREを知ると言うことは、株式で配当金という不労所得や株主優待という資本主義の特権を教授出来る世界を知るということです。

 

そしてFIREを目指す理由は何でも良いと思います。

  • 働きたくないからFIREを目指す
  • 老後にお金で困りたくないからFIREを目指す
  • 煩わしい人間関係から解放されたいからFIREを目指す
  • 会社に生殺与奪を握られたくないからFIREを目指す

 

FIREうさぎ
生殺与奪とは、相手(会社)に生かす殺すの権利を握られているということだよ。

FIREうさぎ
サラリーマンは、自分が望んでいない出向を命じられたり景気が悪くなったらリストラされたりされちゃいます。つまり生殺与奪を会社に握られているということだよ・・・。

 

色々な形があっていいと思います。

 

そしてFIREが近づくと、つまり配当金の金額やもらえる株主優待が増えれば増えるほど、会社への依存度や俗世のしがらみから解放されるというのが実感出来るはずです。

 

ただ、間違えた方向に進んでしまうとFIREが近づくどころか遠ざかってしまう可能性もあります。

 

つまりお金の増やすには正しいやり方が存在し、それ以外の方法で行うと逆にお金が減っていくということになってしまうということです。

 

正しいお金の増やし方はやはり長期投資、正しくないお金の増やし方は短期投資やギャンブルです。

 

確かに短期投資やギャンブルは当たれば一気にお金持ちになる可能性はありますが、逆に一文無しに転落してしまう可能性だってあります。

 

ですがリスクとリターンが大きすぎるし、ただのマネーゲームですので、運次第という要素も非常に大きく万人にはオススメ出来ない方法です。

 

一方で長期投資の利点は時間を長く取れることです。

 

景気が良いときもあれば悪いときもあるので、いつ株を買うかによって多少は影響を受けてしまいます。

 

しかしそういうのも込み込みで長期で持っていることができれば、成長性のある会社の株価は上がっていくことが期待できるのでキャピタルゲイン(値上がり益)を狙っていけますし、安定性のある会社であればキャピタルゲインは期待出来なくても、その間に配当金や株主優待は定期的に入って来ますので、着実にインカムゲイン(配当金)は増えていきます。

 

キャピタルゲインもインカムゲインも資本主義の果実です。

 

そして資本主義の果実を十分に手に入れるとFIREすることができます。

 

FIREしたければ、資本主義の果実を探す必要があるのです。

 

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Before FIREとAfter FIRE

さてFIREをするための果実であるキャピタルゲインとインカムゲインでは、どちらに比重を傾けていけばよいでしょうか?

 

ここでFIREを2つの世界に分けてみようと思います。

 

それはBefore FIREとAfter FIREです。

 

FIREうさぎ
FIRE達成前がBefore FIRE、
FIRE達成後がAfter FIREだよ。

 

After FIREでは生活費が賄えるだけの定期的な不労所得さえあれば生きていけますから、値上がりするか分からないキャピタルゲイン狙いの投資よりも、配当金のような定期的なお金が貰えるインカムゲインを重視すべきだと思います。

 

しかしそれだけのインカムゲインを得るためにはそれなりの元金が必要なので、Before FIREの段階で元金を大きくしておくことが必要です。

 

そのためBefore FIREでは安定したAfter FIREの基盤を作るためにも、キャピタルゲインを積極的に取り入れて元本増加をさせたいところです。

 

高収入でかつ給与の多くを投資に振り分けられる人や副業でそれなりの稼ぎがありそれを投資に回せる人は、BEfore FIREのときからインカムゲイン狙いのみでも何とかなる可能性はあります。

 

FIREうさぎ
Before FIREとAfter FIREでは、投資戦略が違うということだね。

 

また賛否両論ありますが、楽しみを増やすという意味で、株主優待を取り入れるのも有りかと思います。

 

これはBefore FIRE/After FIRE問わず楽しめます。

 

そして株主優待は生活費削減効果があります。

 

例えば飲食銘柄でしたら飲食費削減になりますし、クオカードのクオカードならドラッグストアで日用品を買うのに使えます。

 

またカタログギフトなら商品を選ぶ楽しみが増えますので、日常生活を精神的にも経済的にも豊かにしてくれるでしょう。

 

FIREうさぎ
株主優待をもらうと、株式投資が楽しくなるよね。

 

株にするか投資信託にするか

株式投資でキャピタルゲインを狙いにいくためには、現在株価に対して将来株価が上がることを予想して、安いうちに株を仕込んでおくということが必要です。

 

将来株価が値上がりするかどうかの本質は、その会社が将来成長して売上も純利益も増加でするかを見極めることです。

 

これが本当に投資の本質なのですが、しかしその成長予想が的中したからと言ってその会社の株価が値上がりするかは別問題なのです。

 

えっ?どういうこと?って思うかも知れないですが、これが投資の難しさでもあり楽しさでもあるのです。

 

よく良い銘柄が割安で放置されているという言い方をしますが、いくら会社が成長しても、その成長を一部の投資家しか認識しておらず、その他多くの投資家がその会社の成長自体に気づかなければ株は買われないので株価は上がっていきません。

 

FIREうさぎ
みんなが注目する前の安い時に株を買っておき、注目を浴びて値上がりしたときに売却すればキャピタルゲインを得られるよ!

FIREうさぎ
そういう銘柄を見つけて適切な時期に購入し、持ち続けることが投資家の仕事だね!

 

逆に業績がよろしくない会社の株が急に買われて値上がりすることもあります。

 

そういう時は何かビッグな開示情報があったり、メディアで取り上げられたり、時流に乗っていたりして、市場からの注目が一気に集まった結果、投資家が一気に買いに走るのです。

 

なのでダメ株でも株価が上がっていくことがあります。

 

つまり株価が上がるためには、業績だけでなく市場の注目度合いにもよります。

 

そして日々のマクロな経済ニュースや景気サイクルにも影響を受けます。

 

こういう複合的な要因によって株価が形成されていくので、ただ会社の業績だけ見ていて投資をしていてもキャピタルゲインを手にすることはできないのです。

 

人間の世界では人と人とのつながりは「ご縁」という言葉を使いますが、投資家が上場企業の株式を保有することもまた「ご縁」と言えるかもですね。

 

自分とご縁があった銘柄を積み重ねていき、FIREするための銘柄として保有していくのです。

 

 

個別の株式を選ぶのが難しかったり購入するのが怖い場合は、インデックス型の投資信託という手も有効かと思います。

 

良い銘柄を見つけたら基本それを購入して放置するか定期的に積立ていけば良いだけですので。

 

ただ日本には約6000の投資信託があり、その約98%はゴミ投資信託ですので、そういうのは購入しないように気をつける必要はあります。

 

投資信託を選ぶときの基準としては以下のことに注意して探していけば、全てを網羅している銘柄は見つからないかもしれませんが、ゴミ投資信託を掴まされる可能性は限りなく低くなります。

  • ノーロード
  • 信託報酬が低い
  • 信託財産留保額が無い
  • 償還期限がない(ファンドの運用期限が決まっていない)
  • 分配金がない(再投資してくれるタイプ)
  • 純資産総額が大きい(500億円以上)
  • 資金流入がほぼ毎月増加傾向
  • 投資国は米国、先進国分散、全世界分散

 

FIREうさぎ
これらの意味を解説していくよ。長いけどしっかり読んでね。

 

ノーロードとは、投資信託の購入時の手数料が無料ということです。

 

優良な投資信託は基本的にノーロードですね。

 

この手数料を取っているものは選択肢から除外して全く問題無いでしょう。

 

信託報酬とは、投資信託を保有している間、管理・運用の経費として支払う手数料のことです。

 

 

信託報酬はインデックス型かアクティブ型かによっても異なりますが、アクティブ型のほうが高くインデックス型のほうが低くなっています。

 

 

インデックス型は何かしらの指標となるベンチマーク(S&P500、MSCIコクサイ、TOPIXなど)と同程度のリターンを目指すタイプの投資信託なので、ベンチマークに近い銘柄を組んで運用すればリターンもベンチマークと似た動きをするので、あまり手間暇かからない分信託報酬は安いですが、反対にベンチマークを上回るリターンを目指すアクティブ型は手間暇かけて運用しているのでその分信託報酬は高くなります。

 

あとはどこで投資信託を購入するかについても重要で、銀行や証券会社の対面窓口販売はゴミ商品しか紹介してくれませんから、そういうところで購入する必要は全くないです。

 

人件費がかかるので信託報酬が高いですし、銀行や証券会社も手数料商売ですので、信託報酬の高い粗悪な投資信託を無知な客へ売りたがりますので。

 

彼らの手数料儲けのお手伝いをしているだけなので買わなくて正解です。

 

ネット証券で買うのが吉です。

 

信託報酬は、インデックス型なら0.5%/年以上、アクティブ型なら1%/年以上なら、その時点で除外して問題無しです。

 

信託財産留保額とは、投資信託を解約する際の手数料です。

 

信託報酬留保額が必要な投資信託と不要な投資信託がありますが、信託報酬留保額が必要な投資信託は除外して問題無いです。

 

償還期限とは、その投資信託の運用が終了する日のことを言いますが、これは無期限のものを選ぶべきでしょう。

 

最初から償還期限が決められているものは、そもそも超長期の運用を目指していない商品ですので、選定から除外してしまって差支えないです。

 

純資産総額は大きければ大きいほど、投資家からのお金が集まっているということですから、それだけ信頼も高い傾向にあると言えます。

 

できれば500億円とか1000億円以上のものから選べば、ハズレを引く可能性は下がります。

 

反対に数億円とか数十億円とかの規模の投資信託は、ゴミ商品として除外してしまって問題無いでしょう。

 

資金流入とはお金がその投資信託に集まること、つまり解約より購入する金額のほうが大きいと言うことです。

 

資金流入の反対は資金流出です。

 

絶対的に資金流入のほうが良いですし、ほぼ毎月資金流入が続いているような投資信託を選ぶことがベターです。

 

それだけ投資家が購入しているということですから、

 

数年単位でほとんど毎月資金流入が続くものは尚良いです。

 

優良な投資信託でもたまにコロナショックのような大暴落が相場全体で起きたりすると、単月とか数ヶ月くらい資金流出になることもありますが、そういうことはどんな優良商品にも起こる可能性のあることなので、数年単位で見るとほぼ資金流入が続いているけど単月とか短い期間で資金流出しているくらいなら誤差として理解して良いかと思います。

 

それと投資国は米国、先進国分散、全世界分散あたりが良いですね。

 

これだけのことを頭に入れて選定すれば、当たりの投資信託を選べるようになっていると思います。

 

それでも自分で決めて大損するのか嫌だという場合は難しい場合は、つみたてNISAが採用している投資信託の銘柄の中から選ぶという方法もあります。

 

基本的につみたてNISAで購入できる投資信託は、金融庁がお墨付きを与えた銘柄しか購入できないようになっていますから、ゴミ投資信託は最初から排除されています。

 

FIREうさぎ
資産運用をやりたいけどなかなか踏み出せない人は、最初はつみたてNISAから始めてみるのがベターだね!

 

しかし上記のインデックス型投資信託だけでFIREを目指すとなるとこれはかなり厳しいものがあります。

 

インデックス型投資信託の年平均利回りは3~6%くらいのペースで資産が増えていくような感じなので、20代のうちから毎月10万円とか積立できれば、生活水準にもよりますが50代でFIREできるかもしれないです。

 

しかしそのためには若いうちから投資の重要性に気づくことが必要ですし、また毎月まとまった金額を積み立てていく必要があります。

 

30代とか40代から月数万円くらいインデックス型投資信託を積み立てて行く場合は、定年までにFinancial Independence(経済的自立)は達成できる可能性は大きいですが、Retire Early(早期退職)は厳しいかもしれないです。

 

自分の年齢と今現在投資できる元本と将来毎月どのくらい投資資金を確保できるかを考えて、その上で定年までにFinancial Independenceを目指せれば良いのか、それとも定年より前にFinancial Independence Retire Earlyを目指したいのかを考えてみることが大切です。

 

それによってインデックス型投資信託だけで大丈夫なのか、個別株でキャピタルゲインを狙いに行く必要があるのかの選択肢をすれば良いかと思います。

 

令和は投資の知識が必須の時代

これからの将来、日本に住んで日本で生きて行くために、投資は必須の知識です。

 

普通に働いていては中々給与は増えません。

 

副業を認めてくれる会社もまだ少数派です。

 

なぜなら会社の外でお金を稼いでもらっては、分が悪いのです。

 

会社は上手にコントロールして生かさず殺さずの給与を社員(社畜?)に与えて、会社に依存しないと生きていけないような状態の社畜を生み出すシステムを構築するのが大得意です。

 

成果に比例しない年功序列型の給与や賞与体系を見ても明らかです。

 

生かさず殺さずというのがポイントで、依存させるためには給与を与えすぎて経済的に豊かにならないようにしていますし、かと言って給与が少なすぎては生活できないのでその会社を辞めて行ってしまいます。

 

本当に絶妙な給与という名の悪魔の果実を与え、長期間会社に寄生してくれる社畜を生み出すのが大得意です。

 

勿論不要になったら簡単に駆除されてしまいますけどね。

 

それに気づかないまま定年まで勤める幸せも昔はありましたが、現在では定年まで雇用を面倒見てくれるような古き良き昭和型の終身雇用制は既に存在しないものとして自覚することが大切でしょう。

 

会社は労働力としてのあなたを必要とはしますが、不要になったら多少の手切れ金でおさらば出来ますからね。

 

もう一度言いますが、これから日本で未来を生きて行くために、投資は必須の知識です!

 

年齢を重ねてから後悔しても手遅れです。

 

晩年になってお金に苦労している人ほど自分を正当化して、世の中が悪いとか誰も教えてくれなかったとか、忙しくてそんなことする暇なかったとかという理由を並べたがります。

 

文句を言ってもお金は増えません。

 

お金が増えるのは投資だけです。

 

若い時から正しく恐れながら投資の世界に踏み出して行くべきですし、早ければ早いほど複利効果によって後々がとても楽になります。

 

そしてFinancial Independenceできれば、お金の不安から解消されますから、もし会社が嫌なら会社に社畜として依存する必要はありませんし、仕事が好きならそのまま引き続き仕事をするのも良し、他の自分がやりたい仕事をするのも良しでしょう。

 

会社に生殺与奪権を握られなくなりますので、自分で自分の人生を決める自由と選択肢が生まれます。

 

自由とは努力して勝ち取るものであって、努力しない人には与えられません。

 

経済的な自由と会社の拘束から解放される自由を得たいなら、努力してFIREを勝ち取りに行く必要があります。

 

そのために投資の勉強は必要なのです。

 

未来の自分のために、今日から行動を始めましょう!

 

まずはBefore FIREから始め、そしていつかAfter FIREへたどり着きましょう!

 

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