最近早期退職を実施する会社が増加している
「すすす、すいませせせせーーーーーーん、許してくださゎゎーーーーいいい!!! 私には女房・子供はまだいないですけど、まだリタイアできるほどの貯蓄も不労所得もまだ不十分なんですぅぅぅ!!!だからどうか会社をクビにしないでくださあぁぁぁぁいいい!!!」
リーマンショック後に急増した早期退職という名のリストラは、アベノミクスで景気が回復して以降順調に減少傾向にありましたが、今年は早期退職実施する会社やその人数が増加に転じてきていることは以前にもブログで書かせていただきました通りです。
しかも特に注目すべきことは経営状況が厳しいから早期退職を実施するというだけではなく、業績が良いうちに早期退職を実施する会社も増えているということです。
一度雇用したら定年まで社員をお世話する終身雇用という時代はとっくに終了しているという時代の流れは会社側にとっては好都合であり、要らないお荷物社員は容赦なく切り捨てたいという会社の本音が、耳を澄まさなくてもあちらこちらから聞こえて来る気がします。
ちなみに早期退職を発表した会社は先週だけでも、味の素で100人、ノーリツが600人、LIXILが人数を定めずに募集、海外ではドイツの自動車メーカーであるアウディが9500人の削減を発表しています。
これからの時代、高業績悪業績を問わず早期退職は増えていくのかと思うと、何とも世知辛い世の中だなぁと思ってしまいます。
再就職斡旋と退職割増金は会社の最後の義理人情
早期退職で優遇されることと言えば、再就職先の斡旋を受けることができることと、通常の退職金に加えて優遇措置として退職割増金が支払われることくらいでしょう。
再就職先の斡旋は委託業者に丸投げされることになりますが、早期退職に募集できる人の条件として40代以上と会社が指定する場合も多いですので、そうなるととても若い年齢とは言えないので正直再就職はかなり大変だと思います。
退職割増金も1~2年くらい生活できるくらいのお金しか貰うことができませんから、そのお金が無くなる前に何とか自分で努力して早く再就職先を見つけて、新たな生活が営めるように頑張ってくださいという、会社の最後の義理人情と言ったところでしょうかね。
再就職先斡旋と退職割増金がセットになっているところを鑑みても、不要なお荷物社員は早く追い出して身軽になりたいという会社の魂胆は丸見えですね。
リタイアと早期退職のタイミングが合えばWin-Winの関係が構築できる
もしアーリー/セミセミリタイアを目指している人が、ちょうど自分の勤めている会社で早期退職を実施した場合、そのタイミングで会社を辞めれば通常の退職金に加えて退職割増金も貰えることになります。
これは是非会社を辞めたいと思っていた人の背中の後押しにもなりますし、会社にとっても人員が削減できるのですから、まさにWin-Winの関係と言うことができますね。
しかし会社がいつ早期退職を実施するかは全く分かりませんので、そのタイミングを狙うのは相当至難の技ではあります。
少しでもその幸運を掴み取る確率を上げるためには、自分が既にアーリー/セミリタイア可能な状態になっているかどうかに依存します。
つまり貯金も資産運用も十分でもう働かなくても良い状態にあれば、会社が早期退職を発表したタイミングでそれに申し込めば退職割増金まで貰えるのですから、こんなに嬉しいことは無いでしょう。
喜んで辞めていくと思います!
一方で貯蓄も資産運用もまだまだ不十分状態でしたら、早期退職を会社が実施しても自ら申し込もうとはしないでしょう。
何とか自分が早期退職者リストに指名されないように祈ることくらいしかできません。
早期退職に限らず投資にも言えることですが、どのくらい先の未来にチャンスが訪れるかはなかなか予想することが難しいです。
というか無理でしょう。
それでもしっかりとチャンスを掴むためには、いつその時が来ても良いように自分が常に虎視眈々とそのチャンスを待ち構えていないといけないのです。
それがチャンスを掴む確率を上げる唯一の方法だと思います。
来たるその時に向けて、準備は怠らないようにしたいものですね。
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