いつ会社を辞めても良い状態とは
いつ会社を辞めても良い状態というのは、言うまでもなくお金に困らない状態のことを指します。
つまり今の自分の年齢と将来生きるであろう寿命から年数を計算し、それに自分の生活水準のレベルから1年間にかかる生活費を掛け算すれば算出することができます。
この金額を見るときっと多くの人は興ざめしてしまい、会社を辞めたら路頭に迷ってしまうという結論に達してしまうのではないでしょうか。
私も同じですけど。笑
しかし興ざめして終わっていては、いつまで経っても会社にしがみつくという無限ループから抜け出すことはできません。
抜け出せないどころか、いつ早期退職を迫られるかも分からないこのご時世ですから、もしかしたら来年の今頃は公園暮らしをしているかもしれないのです。
明日は我が身という気持ちです。
別の意味で会社を辞めるというパターンですね。笑
何としてもこのパターンは避けるために、低限のクオリティの労働は会社に提供して目をつけられないようにしながら会社にぶら下がらないといけないのですが、目指すところはそこではなく、いかにお金の心配を一生することなく自分の意思でいつでも会社を辞めることができる水準にまで己を高めていくかというのが目標です。
お金の心配をしなくても良い水準とは?
人間とは不思議なもので自分の持っているお金に見合った生活水準を求める傾向にあります。
つまりお金はいくらあっても困るということはありませんが、本当に労働をすることを辞めてしまった場合、今まで蓄えたお金だけで一生やっていけるのかという不安が絶対に付きまとうことになるのです。
そういうことを考えていくと、会社を辞めたとしても自分の生活水準にと同じかそれ以上のお金が常に不労所得として定期的に得られる状態を目指さないと、いくら貯蓄だけけたくさんあっても不安は解消されることはないと言えるのではないでしょうか。
いつ会社を辞めても良い水準とは元本が減らない状態のこと
お金という不安を解決するためには、上述の通り生活水準以上の定期的なインカムゲインが必要ですが、その元となるのは元本という存在です。
インカムゲインを産み出す元本は現金を何かしらの金融資産にチェンジする必要がありますが、何にチェンジするにしてもある程度まとまった資産を有していないと、十分なインカムゲインを得ることはできません。
例えば現金を利回り3%の金融資産にチェンジした場合、元手が1億円なら年間300万円のインカムゲインを産み出すことができます。
このくらいあれば生活できる水準に達している人も一定数いるかと思います。
しかし元手が1000万円なら年間30万円のインカムゲインしか産み出すことができません。
さすがに年間30万円で日本で暮らせと言われてもなかなか厳しいものがあるのではないでしょうか。
こういう状態だとインカムゲインだけでは足りず、元手となる元本部分も食い潰してしまうことになり、元本が減っていき、やがて無くなってしまいます。
つまるところ、
お金に困らない生活をする=いつ会社を辞めても良い水準にする
とは、元本を減らすことなくインカムゲインだけで、生活が成り立つ状態の水準のことだと考えるのが妥当ではないかと思います。
まず元本を労働だけで貯めるだけでも、一生かかってしまいそうです。
っていうか一生かかってもたまらないでしょう。
なので元本を貯めていくにも、投資の福利効果を活用したり、ときには多少リスクの高い金融資産への投資をしていかないといけないことになるでしょう。
投資の世界に絶対や元本保証という概念はありませんから、ある程度の不確実性のあるリスクを取っていかないとお金は増えていきませんが、しっかり正しい知識を身に付ければリスクは最小限に抑えることができます。
投資は怖いからやらないという選択をすること自体、個人の選択の自由ですからそれを否定する権限は他人にはありませんが、それと引き換えに一生会社に忠誠を誓う必要があることだけは申し添えておきます。
いつ会社になっても辞めて良い状態を目指したいのなら、リスクを受け入れリターンを積み重ねていき、元手となる元本を一定の大きさまで育てていく必要あり、それができた人だけがご褒美として会社と縁を切ることができる素晴らしい未来が待っているのです。
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