K子とS氏と仲良くなる
浜辺で動画の編集も終えて宿に戻ったら、他の人もツアーから続々戻ってこられていました。
イルカの動画の撮影に成功して気分ルンルンだった私は溢れんばかりの笑顔だったらしく、ヘルパーや宿の宿泊者の方々に声をかけていただいたり、自然と自分からも話しかけていたりしました。
その動画を見せびらかしている中で、特にK子とS氏と会話が弾んでいきこれ以降この2人と行動を共にすることが多くなっていきます。
夕食を食べた後もこの3人とヘルパーを交えて宿で様々なことを語り合い、気づけば夜中の1時頃まで話題が途切れることなく盛り上がっておりました。
旅をしているとこういうおしゃべりが自然発生的に起きるのですが、これを沖縄の地方では「ゆんたく」と読んでいます。
それが転じてかどうかは知りませんが、沖縄に限らず旅人同士が仲良くなって語り合うことを一般的にゆんたくと呼ぶことも多く、旅人であれば多くの人がこの言葉を知っています。
そしてゆんたくをしているうちに、K子と明日の夕方にウェザーステーションという場所に夕日を見にいく約束までしてしまいました!
ウェザーステーションとは父島の高台にある展望台のことで、夕日が見れるスポットして有名です。
ちなみにこの日もパリピ系は飲みに出掛けていましたので、宿事態はうるさいほど騒がしいというよりはほどよく盛り上がる感じの良い雰囲気でしたし、私にとってはとても居心地の良い空間でした。
途中の23時頃にパリピ系も宿に戻ってきましたが、そちらのほうは早々に解散して就寝してしまったので、我々の良い雰囲の輪を乱されることなく語らいは深夜まで続いたのです。
残念だったのはこの日の夜、宿にエンジェルのお姿をお見掛けしなかったことです。
もしからしたらエンジェルはパリピ系の人達と一緒に飲みに出かけてたのかもしれません。
そういうタイプには見えなかったので、ちょっと残念でした。
エンジェル誕生の秘話
さてエンジェルというあだ名が誕生したストーリーをご紹介したいと思います。
この日私はドルフィンスイムをしておりましたが、その途中でエンジェルとS氏が同じ業者のツアーに参加して仲良くおしゃべりをしているところを海の上の船から目撃しましたが、羨ましいなぁと思いつつ、違う業者のツアーに参加しているし少し遠い場所にいたので声を掛けるわけにもいかなかったので(心の中では声を掛けていましたが)、気にしないようにして自分のツアー業者でアクティビティを楽しんでおりました。
そして海で泳いでいる最中にどうやらS氏が溺れかけてしまったみたいなのです。
ライフジャケットを来ているので海に沈むことはありませんが、シュノーケルの部分に水が入ると呼吸がうまくできなくなりますので、きっとそれでテンパってしまったんだと思います。
それを目撃したエンジェルが海に飛び込んでS氏を救出したのです。
実はエンジェルは宿のヘルパーと掛け持ちでダイビングショップでも働いているらしく、泳ぎはとても上手なのです。
きっといざというときの人名救助方法も心得てたのか、あんなに小さな体で男の人を助けることができるなんて本当にたいしたものです。
ゆんたくの最中でS氏がその出来事を話してくれて、まさに「天使に命を救っていただいた」という発言をしたことがきっかけで、エンジェルというあだ名がついたのです。
それからはその子のことをみんなエンジェルと呼ぶようになっていきました。
本当にぴったりするくらいのあだ名ですね。
エンジェルがストーカー被害に
エンジェルの笑顔はあまりにも可愛く、そして話し方まで天使のように優しいと来たもんだから、もう野郎共はそれを逃すはずがありません。
次第にエンジェルを追いかけ回すチャラ男も出現することになるのです。
我々が宿泊していた宿の初日に絶対いなかった野郎の顔をちょくちょくみかけるようになりました。
このとき私は、「この人誰だっけ?見たことがない人がいるなぁ。」程度にしか思っていなかったのですが、帰りの船でこの野郎がエンジェルにストーカーをしていることを知ることになるのです。
そしてその野郎は我々の間で「チャラ男」と呼ばれていくことになったのです。
続く。
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